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正しいと思っていたことが、そうでもなかった話

2026年03月17日 7 views

昔は、自分が正しいと思っていることが結構ありました。

たとえば、飲食店でごはんを食べ終わったあと、食器を軽く重ねておくこと。アルバイトでレストランの仕事をしたことがあるので、そうしておくと片付ける人が少し楽になると思っていました。実際、そういうふうにしてくれるお客さんを見ると、「気を遣ってくれているんだな」と感じることもありました。

だから自分も、できるだけきれいにまとめて置くようにしていました。

でも、しばらくしてから知りました。実は、すべてのお店がそれをありがたいと思っているわけではないらしいです。お皿の種類ごとに分けて回収したいお店もありますし、変に重ねられると逆にやりにくい場合もあるそうです。それに、最近のお店は見た目がきれいな食器を使っているところも多いので、お客さんが重ねたときに欠けたり傷がついたりするのをあまり望まない場合もあると聞きました。お店のやり方によっては、食べ終わったままの状態で置いておくほうが助かることもあるそうです。

そのとき、「ああ、そうなんだ」と少し驚きました。良いことだと思っていた行動でも、場所や状況が変わると必ずしもそうではない。そんな当たり前のことを、あらためて実感した感じでした。

似たような経験は、他にもあります。

昔、日本語を勉強していたころ、できるだけ自然な言い方を知りたくて、日本のSNSのコメントをよく読んでいました。ニュースのコメント欄とか、Youtubeの動画のコメントとか。教科書には出てこない言葉も多くて、「なるほど、こういう言い方をするんだ」と思うこともたくさんありました。

でも同時に、思ったこともあります。日本の人って、意外と毒舌なんだな、ということです。コメント欄を見ていると、結構きつい言葉も多いです。正直、「こんなこと言うんだ」と思うこともありました。日本に来る前は、なんとなく「日本人はみんな穏やかで、丁寧に話す」というイメージを持っていたので、少し意外でした。でも、しばらく見ているうちに、だんだん普通のことのように感じてきました。よく考えてみれば、どこの国でも同じです。優しい人もいれば、意地悪な人もいる。冷たいコメントもあれば、驚くほどまともで、よく考えられた意見もあります。SNSのコメント欄は、少し極端な場所ではありますが、それでもいろんな人の考え方が見えるので、たまに面白いと思うことがあります。

最近は、自分が「きっとこうだろう」と思っていることを、前より少し疑うようになりました。正しいと思っていることも、ただの思い込みかもしれない。当たり前だと思っていることも、別の場所ではそうでもないかもしれない。だから、なるべくよく見て、よく聞くようにしています。

学ぶことは、まだまだたくさんあります。

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