ホーム 自己紹介 作品 ブログ モーメント お問い合わせ
ブログ一覧に戻る

南葛城山の日

2026年04月03日 89 views
南葛城山の日

その日は、南葛城山に行った日でした。

今回は自分でYAMAPのルートを作りました。普段は他の人が作ったルートを参考にして、そのままなぞるように歩くことが多かったのですが、今回は「ここからここまでどれくらいかかるのか」「この道は実際に通れるのか、それとも通行止めなのか」といったことを自分で確認しながら組み立てました。そうやって作ったルートが一本の線でつながって見えたとき、少しだけ安心しました。「5時間、12km」と数字で見えるだけで、急に現実味が出るのが不思議です。

そのせいか、今回はあまり急がなくてもいいと思えました。いつもは迷うのが怖くて早く出発していましたが、今回は10時でも大丈夫だろうと自然に思えたのです。ちゃんと計画があるだけで、気持ちがこんなにも変わるのかと意外でした。

8時15分、登山口に着きました。

歩き始めてすぐ、YAMAPのルートと実際の道が少し違うことに気づきました。地図にはあるのに現地にはない道や、その逆もあって、ピンクのリボンを頼りに進んだものの途中で違和感を覚えて引き返したこともありました。便利ではあるけれど、それだけに頼っていいわけではないのだと思いました。

途中に小さな沢と越ヶ滝がありました。寒くて入る気にはなりませんでしたが、少し気になりました。ただ、よく見ると水はあまりきれいではなく、葉っぱや枝が溜まっていて、たぶん夏でも入らないと思います。

一度戻ってコンクリートの道を歩き、そのあとまた森の中に入りました。道はあるものの人の気配はほとんどなく、このあたりは似たような山がいくつも連なっているので、気をつけないとそのまま別の山に入ってしまいそうでした。これまで感覚だけで大きく迷わなかったのは、ただ運が良かっただけかもしれません。

気づいたら、ちょうど12時に頂上に着いていました。ただ、この山はあまり見晴らしがよくなく、いわゆる開けた景色はありませんでした。それでも少し歩き回って写真を撮り、ぼんやり景色を眺めて、お湯を沸かしてカップ麺を食べ、少し休んでからまた歩き出しました。

帰りは別のルートにしました。特に何かがあったわけではなく、ただ森を抜けてそのまま下っていくだけでしたが、最後に見えた景色だけが少し印象に残りました。桃の木が並び、ほとんどはまだつぼみのままなのに、いくつかだけ白い花が先に咲いていて、少しせっかちな感じがしました。

ちゃんと計画を立てていたおかげで、今回の登山はこれまでよりもずっと気持ちが楽で、安心して歩くことができました。これからは登る前に、自分でしっかりプランを作ろうと思います。YAMAPがあるだけで、山との距離が少し近くなるような気がしました。

帰ってから、やっぱり少し鼻が詰まりました。ただ、事前にクリニックで花粉症の薬をもらっていたので、2回ほどスプレーを使ったら、次の日の昼にはもう普通に戻っていました。

シェア: